シティエクスカーション上野を行いました

　今月は「シティエクスカーション上野」という行事をおこない、東京の上野にある国立科学博物館を見学してきました。このシティエクスカーションという取り組みでは、東京や横浜などの都市部を訪れて学習をしたり、班ごとでの自由行動をしたりと本学院の生徒にとってはかなりの大冒険です。

　事前学習では、国立科学博物館の歴史と企画展で展示されている哺乳類について学びました。企画展の大哺乳類展では生物の起源やそれぞれの棲む環境について学びました。また様々な剥製が展示してあり、触れることのできるものもたくさんありました。珍しい動物にも触れることができ、良い経験をすることができました。こうした理科との関連性を学ぶことももちろんですが、本学院の生徒は不登校経験者が多いので、集合場所に着く時間を逆算して家を出る時間を考えたり、午後の上野公園周辺散策の行き先、Ａ地点で解散してＢ地点で時間どおりに集合できるようになど、社会で生きていくうえでの基本的な技術を学ぶことも目的としています。

校外学習当日は、あいにくの雨でしたが大きなトラブルもなく予定通りに無事終えることができました。１，２年生には緊張して心配そうな生徒もいましたが、３年生の先輩や班長が積極的に助けてくれたり、声をかけてあげたりしている場面が多くみられ、非常によかったと思います。自由行動では上野動物園でパンダを見学した班や、アメ横で食べ歩きをした班などとても有意義な時間を過ごしていました。
事後学習では、理科の教員による生物の分類や進化についての授業や、この行事を通して感じた自分の考えをまとめたり深めたりする力を養う課題をしている最中です。

今後も校内の授業だけでなく、様々な行事やイベントを通じていろいろなところにアンテナを伸ばし、社会性を養っていきたいと考えています。